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■アイスホッケーの試合で172人クラスター、選手の呼気の観客席流入が原因 国立感染研が報告書公表 [健康ダイジェスト]

 今年1月、北海道釧路市のアイスホッケーの試合会場で発生した新型コロナウイルスの大規模なクラスター(感染者集団)について、国立感染症研究所(東京都新宿区)は換気が不十分だったため、観客席にまで感染が拡大したなどとする調査報告書を公表しました。
 今年1月15、16日に釧路市で行われたアイスホッケーアジアリーグの試合では、選手やスタッフ、観客など172人が感染する大規模なクラスターが起きました。
 国立感染症研究所は感染が拡大した原因について道などと調査を行い、24日、調査結果を公表しました。
 それによりますと、氷の管理のためリンク上の気流を最小限にするよう作られている会場内で、スモークを発生させて気流の流れを調べた結果、リンク内や周囲の下層部では気流が滞留する傾向にあり、換気が不十分だったということです。
 また、感染した観客の多くはリンクとの間に仕切りがないベンチの後ろに座っていて、リンク内からこの観客席に向かって気流が流れていくのが確認されたということです。
 換気が不十分な状況で、激しい運動で呼気量が多い選手を感染源に、選手同士は飛まつや接触などで感染し、観客にはごく小さな飛まつ「エアロゾル」によって感染が拡大したとみられるということです。
 北海道のまとめでは、このクラスターでは選手42人など計166人の感染が確認されました。今回の報告書ではさらに該当者が増え、計172人となっています。
 釧路市の会場をホームとする、ひがし北海道クレインズの清川和彦GMは、「今後は安心、安全な会場を提供できるよう対策をとっていきたい」と話しています。

 2022年5月26日(木)




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