■サル痘、スペインで59人感染確認 ヨーロッパで異例の感染拡大 [健康ダイジェスト]
スペインで25日、新たに59人がサル痘ウイルスに感染していることが確認されました。カロリーナ・ダリアス保健相が明らかにしました。
59人はPCR検査で陽性と判定され、うち20人はゲノム解析で感染が確認されたといいます。スペインでの感染疑い例は累計171例となりました。
サル痘に対する特定の治療法はないものの、天然痘ワクチンには約85%の発症予防効果があるとされます。
ダリアス保健相は、ヨーロッパ連合(EU)ヨーロッパ委員会のヨーロッパ保健緊急事態準備・対応局を通じて天然痘ワクチン「インバネックス」と天然痘治療薬「テコビリマット」を入手し、感染拡大の封じ込めを目指すと語りました。
一方、世界保健機関(WHO)の感染症専門家、デイビッド・ヘイマン氏は、ヨーロッパでサル痘の感染が拡大するのは異例で、スペインとベルギーで開かれた2つの大規模パーティーが関係している可能性があるとの見方を示したといいます。
ヘイマン氏によると、サル痘の感染がアフリカ以外の地域で拡大したことはこれまでなく、ヨーロッパにおける今回の感染状況は、これまでとは明らかに異なります。アフリカ地域では、サル痘ウイルスの人への主な感染経路はネズミやリスなどの動物です。
2022年5月26日(木)
59人はPCR検査で陽性と判定され、うち20人はゲノム解析で感染が確認されたといいます。スペインでの感染疑い例は累計171例となりました。
サル痘に対する特定の治療法はないものの、天然痘ワクチンには約85%の発症予防効果があるとされます。
ダリアス保健相は、ヨーロッパ連合(EU)ヨーロッパ委員会のヨーロッパ保健緊急事態準備・対応局を通じて天然痘ワクチン「インバネックス」と天然痘治療薬「テコビリマット」を入手し、感染拡大の封じ込めを目指すと語りました。
一方、世界保健機関(WHO)の感染症専門家、デイビッド・ヘイマン氏は、ヨーロッパでサル痘の感染が拡大するのは異例で、スペインとベルギーで開かれた2つの大規模パーティーが関係している可能性があるとの見方を示したといいます。
ヘイマン氏によると、サル痘の感染がアフリカ以外の地域で拡大したことはこれまでなく、ヨーロッパにおける今回の感染状況は、これまでとは明らかに異なります。アフリカ地域では、サル痘ウイルスの人への主な感染経路はネズミやリスなどの動物です。
2022年5月26日(木)
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