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■アメリカのモデルナ、オミクロン型対応ワクチンを今秋にも供給 「サル痘」ワクチンも開発 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」を開発したアメリカの製薬会社モデルナのポール・バートン最高医療責任者(CMO)は27日、流行中の新型コロナウイルスのオミクロン型変異ウイルスに対応した新しいワクチンを、今秋にも日本に供給する考えを示しました。
 同日のオンライン記者会見で明らかにしました。中国・武漢市由来の従来型ウイルスに基づいて設計された既存のワクチンに、オミクロン型ウイルスにも効果があるよう改良を加えました。バートンCMOは「効果は6カ月かそれ以上継続すると考えられる」などと述べました。
 新しいワクチンの有効性を示すデータは、数週間以内に公表できるとしています。5月に創設された、ワクチンの有効性が推定できれば暫定的に使用を認める日本の「緊急承認制度」の適用を目指す方針です。
 また、バートンCMOはmRNAの技術を生かして、欧米などで確認されている天然痘に似た感染症「サル痘」のワクチン開発に着手したことを明らかにしました。

 2022年5月27日(金)




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