■「サル痘」防ぐための天然痘ワクチン、国内で生産・備蓄 厚労相が明らかに [健康ダイジェスト]
5月に入ってから欧米を中心に感染報告が相次ぐ天然痘に似た「サル痘」について、後藤茂之厚生労働相は27日の閣議後記者会見で、サル痘にも有効な天然痘ワクチンを「国内で生産、備蓄している」と述べました。
天然痘の患者は日本では1956年以降は確認されていませんが、天然痘のワクチンについてはバイオテロ対策として一定量の生産と備蓄を続けているということです。ただ、テロ対策を目的とした備蓄のため、後藤厚労相は「確保量は危機管理上の理由から公表を差し控える」としました。
世界保健機関(WHO)や国立感染症研究所などによると、サル痘は主にアフリカで流行する感染症で、発疹や発熱などの症状が出ます。天然痘ワクチンには、サル痘の発症予防効果が約85%あるとされ、イギリスでは感染が疑われる人への接種が進められています。
国内での感染例はなく、後藤厚労相は「人から人への感染はまれとされている。国内外の発生動向を監視しつつ、必要な対応を講じる」と話しました。
2022年5月27日(金)
天然痘の患者は日本では1956年以降は確認されていませんが、天然痘のワクチンについてはバイオテロ対策として一定量の生産と備蓄を続けているということです。ただ、テロ対策を目的とした備蓄のため、後藤厚労相は「確保量は危機管理上の理由から公表を差し控える」としました。
世界保健機関(WHO)や国立感染症研究所などによると、サル痘は主にアフリカで流行する感染症で、発疹や発熱などの症状が出ます。天然痘ワクチンには、サル痘の発症予防効果が約85%あるとされ、イギリスでは感染が疑われる人への接種が進められています。
国内での感染例はなく、後藤厚労相は「人から人への感染はまれとされている。国内外の発生動向を監視しつつ、必要な対応を講じる」と話しました。
2022年5月27日(金)
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