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■東京都、新型コロナの「定点把握」の患者報告数発表 前の週の1・5倍と2週続けて増加傾向 [健康ダイジェスト]

 東京都は25日、5月15日から21日までの1週間の新型コロナの1医療機関当たりの感染者数は3・53人と発表しました。前の週の約1・5倍と2週続けて増加傾向にあり、専門家は「感染拡大の増加スピードに注意が必要だ」としています。
 新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行したことに伴い、感染者数の把握は一部の医療機関が1週間分を報告する定点把握に変わりました。
 25日、東京都は、感染状況のモニタリング項目について、5類移行後、2回目となる発表を行いました。
 それによりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、416カ所から報告があった感染者数の合計は5月21日までの1週間で1470人で、1医療機関当たりでは3・53人となりました。
 これは、前の週の2・40人の1・47倍に当たり、2週続けて増加傾向にあるということで、専門家は「感染拡大の増加スピードに注意が必要だ」としています。
 また、5月22日時点での入院患者数は、前の週より196人多い702人となり、専門家は「現時点で医療提供体制への大きな負荷はみられないが、引き続き状況を注視する必要がある」としています。
 ゲノム解析の結果も取り上げています。それによると、免疫逃避により感染しやすくなっている「XBB・1・16」などのXBB系統が流行の主体となっています。

 2023年5月25日(木)