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■エムポックスに30歳代男性が感染 鹿児島県内で初確認、海外渡航歴なし [健康ダイジェスト]

 鹿児島県は10日、県内の30歳代男性の「エムポックス(サル痘)」感染を確認したと発表しました。県内での感染確認は初めて。
 7日に陽性が判明し、8日に医療機関から管轄保健所に発生届がありました。発疹、発熱咽頭痛などの症状がみられるものの、容体は安定しています。男性は海外渡航歴はありません。
 エムポックスウイルスに感染すると発症し、発熱や頭痛、リンパ節のはれといった症状が生じた後に、顔などに発疹ができ水膨れとなります。多くは2~4週間で自然に回復しますが、まれに重症化します。
 感染者の皮膚や体液、血液などに接触して感染するほか、寝具を介してうつることもあります。世界的に男性同士の性的接触による感染報告が大多数となっています。天然痘のために開発されたワクチンに発症予防効果があります。
 今年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。

 2023年7月10日(月)

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