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■しらす干しパックに毒を持つフグの稚魚混入 食品加工会社の川崎事業所が自主回収 [健康ダイジェスト]

 9日、東京都内のスーパーで販売されたしらす干しのパックに猛毒・テトロドトキシンを持つフグの稚魚のような魚が混入しているのが見付かり、製造した川崎市の食品加工会社が商品の自主回収を進めています。
 川崎市は購入した人に絶対に食べずに返品するよう呼び掛けています。
 川崎市によりますと、9日、東京都内にあるスーパー「マルエツ」の店舗でしらす干しのパックを購入した人から「異物が混入していた」という連絡が店側にありました。
 店側が調べたところ、体長約2・5センチの毒を持つフグの稚魚のような魚が混入しているのが見付かり、製造した食品加工会社「マルエツフレッシュフーズ」の川崎事業所が自主回収を進めています。
 自主回収の対象は、このしらす干しと同じロットで製造された1474パックで、9日と10日の2日間、東京都、神奈川県、千葉県の合わせて108店舗で販売されましたが、これまでに健康被害の報告は入っていないということです。
 川崎市は食品加工会社に再発の防止を指導するとともに、購入した人には絶対に食べずに返品するよう呼び掛けています。
 フグ処理の資格・免許を持たない素人による調理は大変危険なため禁じられていますが、一方でフグがほかの魚に混じって誤って販売されてしまったケースは度々起こり問題になっています。
 返品の連絡先は、「マルエツフレッシュフーズ」川崎事業所で、電話番号は044−287−2730、24時間受け付けているということです。

 2023年10月11日(水)

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