SSブログ

■PFASの1種「PFHxS」を製造使用禁止へ 来年6月から輸入できず [健康ダイジェスト]

 環境省は11月28日、健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」について、新たに「PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)」を製造や使用を原則禁止する第1種特定化学物質に追加すると発表しました。この物質を使った製品は、現在国内でつくられていないものの、来年6月から海外からの輸入も原則禁止になります。
 PFASは自然界でほとんど分解されず、人体に取り込まれれば体内に長く残るため「永遠の化学物質」とも呼ばれます。数千種類が存在するうち、代表的な「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」は、すでに製造や使用が原則禁止。PFHxSは2022年6月、有害化学物質を国際的に規制するストックホルム条約会議で追加が決まり、国内でも対応しました。
 環境省によると、海外では水や油をはじくレインコートやスキーウェア、泡消火剤などに使われている製品があるといいます。PFOSやPFOAのような水質の暫定目標値は現時点でありません。
 PFOAとPFOSは、国が水道水や地下水に含まれる暫定目標値を設定。各地の河川や井戸などで目標値を超える検出が相次ぎ、住民に不安が広がっています。
 環境省によると、PFHxSは、動物実験で血液や甲状腺などへの影響が報告されていますが、人の健康に関しては詳しくわかっていません。国内での使用や輸入実績は近年ほぼないものの、2022年度の調査では河川や地下水など全国47地点中、30地点以上で検出されました。ほかのPFASの製造過程で発生した可能性などが考えられるものの、原因は不明といいます。

 2023年12月2日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。