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■サワイグループホールディングス、アメリカの後発薬事業から撤退 台湾企業に譲渡 [健康ダイジェスト]

 ジェネリック医薬品(後発医薬品)大手の沢井製薬の親会社サワイグループホールディングスは17日、後発薬を手掛けるアメリカ子会社のアップシャー・スミス・ラボラトリーズなどを、台湾の医薬品メーカーのボラ・ファーマシューティカルズに譲渡すると発表しました。アメリカ事業から撤退し、品質不正で揺らぐ日本国内の後発薬事業に経営資源を集中させ、立て直しを急ぎます。
 サワイグループホールディングスは、アメリカ子会社の株式80%を3月末に約227億円で譲渡するなど、最大で約300億円を受け取る予定。アメリカ子会社の株式20%を保有していた住友商事も同様に売却します。
 サワイグループホールディングスは、2017年にアメリカ市場に進出したものの、競合他社の増加や価格競争の激化に見舞われ、2022年3月期にはアップシャー・スミス・ラボラトリーズの減損などで282億円の最終赤字になるなど業績が悪化していました。

 2024年1月17日(水)

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