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■海藻・海草の「ブルーカーボン」もCO2吸収量に 環境省が算定入れ、世界初 [健康ダイジェスト]

 環境省は22日、温暖化ガスの排出量と吸収量の算定に関し、新たに海藻と海草の二酸化炭素(CO2)吸収量を含めると決めました。海藻・海草を含む算定は世界初といいます。2022年度は36万トンほどの見通しで、4月までに国連に提出する報告書に盛り込みます。
 海洋生態系に蓄積する「ブルーカーボン」と呼ばれる炭素の一部として扱います。
 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、ガイドラインで沿岸部の湿地における排出・吸収量の算定方法を示しています。環境省と国土交通省、農林水産省は海藻・海草の藻場の面積などを基に算定する手法を検討しました。
 国連環境計画(UNEP)は2009年、ブルーカーボンが吸収源の選択肢になると指摘しました。日本の2021年度の吸収量4760万トンのうち、吸収源の大半は森林が占めました。ブルーカーボンによる吸収は、マングローブ林の2300トンだけでした。
 日本は国連気候変動枠組み条約に基づいて、温暖化ガスの排出・吸収量を国連に毎年報告しています。4月15日までに年次報告を提出し、その後に2022年度の排出・吸収量を公表します。

 2024年1月22日(月)

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