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■人が1日に摂取するPFAS許容量、従来通りに据え置き 食品安全委員会 [健康ダイジェスト]

 25日、内閣府の食品安全委員会は、発がん性などが指摘される有機フッ素化合物のPFAS(ピーファス)の健康影響を評価し、人が1日に摂取する許容量として、これまで暫定目標値の検討で採用されたのと同じ水準を示す方向であると発表しました。体重1キロ当たり20ナノグラム(ナノは10億分の1)で、26日に開く作業部会で詰めの議論をします。
 PFASは、有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称で、1万種類以上の物質があるとされています。環境中で分解されにくく蓄積しやすい性質から「永遠の化学物質」とも呼ばれており、発がん性や胎児の低体重、成人の生殖機能への悪影響、肥満、甲状腺疾患などの健康リスクがあるとされています。
 PFASは、上着、繊維、調理器具、食品包装、家具、敷物、カーペット、電気製品(コード)、屋外繊維および関連製品、包装、接着剤、マイクロチップ、化粧品などに使用されています。
 政府は、食品安全委員会の結論を踏まえ水道水などに含まれるPFAS濃度の暫定目標を見直す方針ですが、数値は据え置きになる可能性があります。政府関係者は「規制は前進も後退もないだろう」との見方を示しました。

 2024年1月26日(金)

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