塩野義製薬は13日、新型コロナウイルス感染症の治療薬「ゾコーバ」の臨床試験(治験)で、14症状が改善する期間をプラセボ(偽薬)群と比較したところ、中央値で約2日間短縮したと発表しました。今後、データをアメリカでの承認申請などに活用する考えです。
日本、韓国、ベトナムで軽中等症の患者約1800人を対象に、2022年2月から治験を実施。オミクロン型に特徴的な発熱や鼻水など5症状では短縮効果が約1日でしたが、味覚異常や嗅覚異常などを加えた14症状でみると、中央値で約2日間短縮する効果を確認したといいます。
2024年2月14日(水)
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