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■PFAS、河川や地下水調査 16都府県111地点で国の暫定目標値を上回る値 [健康ダイジェスト]

 環境省は29日、泡消火剤などに含まれ、有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」の一種、「PFOS(ピーフォス)」「PFOA(ピーフォア)」が、全国16都府県の河川や地下水など111地点で国の暫定指針値(合算で1リットル当たり50ナノグラム)を超えていたと発表。同省によると、超過している水が飲用に使われないように、各自治体や管理者に注意を呼び掛けています。
 2022年度の調査で、対象は38都道府県、1258地点。水質汚濁防止法に基づく調査と、各自治体が独自に行った調査結果を併せて発表しました。
 16都府県は山形、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、福井、愛知、三重、京都、大阪、兵庫、奈良、熊本、大分、沖縄。
 含有量が最も多かったのは大阪府摂津市の地下水で、1リットル当たり2万1000ナノグラム。府は「汚染源の可能性がある事業者と浄化対策について協議している」と話しています。
 訓練で泡消火剤を用いるアメリカ軍基地が集中する沖縄県内では、宜野湾市と嘉手納町の地下水で同1000ナノグラムを超えるなど、多くの地点で暫定目標値を超えていました。 

 2024年3月30日(土)

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