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■ダウン症児の出生、過去15年で2倍に 産婦人科医会が全国調査 [健康ダイジェスト]

 ダウン症で生まれる新生児の数が過去15年間で約2倍に増えているとする推計が、日本産婦人科医会の全国調査の分析をもとにまとまりました。高齢妊娠の増加に伴い、ダウン症の子を妊娠する人が増えていることが背景にあるといいます。
 同医会が全国約330病院を対象に毎年実施している調査結果を、横浜市立大学国際先天異常モニタリングセンターが分析しました。
 ダウン症で生まれた新生児の報告数は1995年が1万人当たり6・3人で、2011年は13・6人と倍増していました。
 また、ダウン症を理由に中絶をしたとみられる数も推計。1995~1999年の中絶数を基準とすると、2005~2009年は1・9倍に増えていたといいます。妊娠を継続していれば生まれていたとされるダウン症の新生児の数の推計では、2011年は1万人当たり21・8人でした。
 調査では実数を出していませんが、2011年の人口動態統計の出生数に当てはめると、ダウン症の新生児は約2300人生まれるはずでしたが、実際に生まれたのは約1500人となります。差の約800人の一部が中絶されたとみられます。
 この15年間で、超音波検査による出生前診断などが広がっています。昨年4月には、妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新しい出生前診断が導入されました。開始から半年間の集計では、3514人が診断を受け、異常が確定した56人のうち9割以上が中絶を選んでいました。
 センター長の平原史樹教授は、「今後、中絶数がどう変化するか、注意深く見守っていく必要がある」と話しています。結果は19日、東京都内で開かれた日本産科婦人科学会学術集会で発表されました。

 2014年4月24日(木) 




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