SSブログ

■福島県産米、放射性物質基準値超え初のゼロ 2014年産米1075万袋を検査 [健康ダイジェスト]

 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故を切っ掛けに始まった福島県産米の放射性物質検査で、昨年末までに計測した2014年産米約1075万袋すべてが国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回りました。収穫した年内の検査で基準値超えゼロを達成したのは初めて。
 全量全袋検査と呼ばれるこの取り組みは、福島県が約190台の検査器を配備して2012年に始まりました。すべての県産米が対象で1袋ごとに放射性セシウム濃度を調べ、食品衛生法上の基準値以下だと「検査済」のラベルが貼られます。基準値を超えると廃棄されます。
 放射性物質検査に期限はなく、今後も続けられます。基準値超えは、同じく1000万袋以上を調べた2012年産米では71袋、2013年産米では28袋でした。
 福島県内の農家は、稲が放射性セシウムを吸収しないように肥料を工夫するなど試行錯誤を続けてきました。
 セシウムは、放射線を出す能力(放射能)を持つ放射性物質の一種。セシウム137の場合、放射能が半分になる半減期が30年と長く、体内に入ると、将来、がんになる心配があり、食べ物などを通じて取り込まないよう気を付ける必要があります。東京電力福島第一原発事故で広範囲に拡散し、稲わらやそれを食べた肉牛、汚泥などから高濃度のセシウム137が検出されました。

 2015年1月4日(日)

nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0