SSブログ

■はしかワクチン、乳幼児の定期接種分の確保を要請 厚労省が医療機関に [健康ダイジェスト]

 関西空港(大阪府)や幕張メッセ(千葉市)を中心に、はしか(麻疹)の感染が広がり、ワクチンの接種を希望する人が増えていることから、厚生労働省は、就学前の乳幼児を対象にした定期接種のワクチンが不足する恐れがあるとして、都道府県などを通じ医療機関などに、定期接種に必要な量のワクチンを事前に確保するよう文書で要請しました。
 厚労省などによりますと、8月以降、関西空港の従業員や空港の利用者などおよそ40人に、はしかの感染が確認されました。このため、大阪府内の20歳代から30歳代を中心に、ワクチン接種を希望する人が増えているということです。
 厚労省は、今後も感染が拡大して、ワクチン接種を希望する人がさらに増えると、就学前の乳幼児を対象に1歳と小学校入学前の2度行っている定期接種のワクチンが不足する恐れがあるとして、全国の自治体や医療機関などに「定期接種が確実にできるよう配慮すること」「ワクチンの予約は必要な本数だけすること」を要請。卸販売業者に対しても、必要量を供給してワクチンの偏在が起きないよう配慮を求めました。
 9日時点で全国的には定期接種用の十分な在庫がある一方、8月以降の各地の感染拡大を受け、接種したことがない人らの接種の需要が増加。一部の医療機関や地域から入手が難しくなっているとの声も寄せられているといいます。
 厚労省は、感染拡大を防ぐには、免疫のない乳幼児への定期接種を計画通りに進めることが重要だとして、今後、自治体のワクチンの接種状況に応じて、メーカー側と供給量を調整していくことにしています。
 はしかに感染すると、治療は対症療法以外ありません。ワクチンを2回接種すれば、95パーセントは免疫ができますが、国内での1歳児のワクチン接種率は約50パーセントしかなく、感染の可能性がある人は全国に約300万人いると考えられています。

 2016年9月10日(土)

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0