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■住宅の断熱化による室温上昇で血圧低下 国交省、リフォームを呼び掛け [健康ダイジェスト]

 国土交通省は14日までに、冬の起床時に室温が低いほど高齢者を中心に血圧が高くなる一方、住宅の壁や窓を断熱化して室温を上げると血圧が低下する傾向がみられたとの調査結果を発表しました。
 血圧の上昇は心筋梗塞(こうそく)や脳卒中などのリスクにつながることから、国交省は、壁に断熱材を入れたり窓を2重化したりする住宅リフォームの推進を呼び掛けています。
 調査は、住宅の断熱性能と居住者の健康との関連を探ることを目的に、2014年度から4年間の予定で実施。中間報告と位置付ける今回は、冬の2週間、2759人(平均年齢57歳)を対象に、住宅の室温や居住者の血圧を連日測定しました。
 その結果、起床時の室温が低いほど血圧が高くなる傾向が認められ、高齢になるほど血圧の上昇幅が大きくなる傾向も確認されました。
 対象者のうち165人について、国の補助で住宅を断熱改修したところ、断熱化で室温が平均2・7度上昇したのに対し、最高血圧は平均1・0mmHg低下。室温が上がるほど、居住者の血圧は下がる傾向が確認されたといいます。
 調査委員会の村上周三委員長(建築環境・省エネルギー機構理事長)は、「高齢者ほど住宅の室温低下に注意が必要」と指摘し、「断熱化が居住者の健康に効果があることは明らかだ」と強調しました。

 2017年1月15日(日)

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