SSブログ

■新型コロナウイルス、北海道で3人感染確認 2人は小学生の兄弟 [健康ダイジェスト]

 北海道に住む小学生の兄弟2人を含む合わせて3人が新たに、新型コロナウイルスに感染したことが21日、確認されました。兄弟2人の症状はいずれも回復傾向にあるということです。
 北海道の発表によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは中富良野町の中富良野小学校に通う10歳代と10歳未満の兄弟2人と、新千歳空港で検疫業務に当たっていた千歳市に住む40歳代の検疫官の女性の合わせて3人です。
 兄弟2人は2月15日と18日にそれぞれ37度7分の発熱がみられた後に入院し、21日、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。症状はいずれも回復傾向にあるということです。
 一方、40歳代の検疫官の女性は2月16日に微熱が出て、翌日、38度を超え、18日に医療機関を受診していました。その後、自宅で療養していましたが、検体を取って検査を行ったところ、21日感染が確認されました。道によりますと、女性は今後入院する予定ですが、容体は安定しているということです。
 女性は、厚生労働省小樽検疫所千歳空港検疫所支所に勤務しています。支所によりますと、女性は新千歳空港の検疫所の検査場で、サーモグラフィーのモニターを見て空港利用者の体温を確認する業務のほか、新型コロナウイルスへの注意喚起も担当していました。業務の際はマスクに加えて、ゴーグルとゴム手袋も着用する対策をとっていたということです。
 新たに感染が確認された3人は発症までの14日間に海外への渡航歴はなく、道は引き続き発症前の詳しい行動や濃厚接触した人などを確かめ、感染ルートについては調査を進めています。
 北海道内で新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは、合わせて8人となりました。
 新型コロナウイルスについては、中国でも感染した子供が重症化しやすいという報告はありません。
 中国の疾病予防センターで対策に当たっているチームが、2月11日までに中国本土で感染が確認された4万4672人の詳しいデータを分析したところ、10歳未満の子供で死亡したケースはなく、10歳代では死亡は1人だったということです。
 また、中国の武漢大学などのグループの報告では、中国本土で新型コロナウイルスに感染した生後1カ月から11カ月までの乳児は2月6日までに9人おり、いずれも重症にはならなかったということです。
 子供の感染症に詳しい愛知医科大学の森島恒雄客員教授は、「WHOや中国も注目してきたと思うが、これまで子供が重症化しやすいという報告は出ていない。このウイルスは通常のコロナウイルスと似ている部分があり、ふだんから風邪にかかる機会が多い子供は免疫がある可能性もある」と話しています。
 一方で、「感染を広げるという意味では子供は学校や保育園などで感染が広がりやすいため注意が必要だ。いつも以上に手洗いの徹底や、部屋の換気をよくするなどの対策を行ってほしい」と指摘しています。

 2020年2月21日(金)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。