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■オーストラリアの乗客2人が帰国後ウイルス陽性 陰性のクルーズ客、下船終了へ [健康ダイジェスト]

 オーストラリア政府は21日、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船して帰国したオーストラリア人乗客2人から、ウイルスの陽性反応が出たと発表しました。2人はクルーズ船で検査した際には陰性で、症状は認められませんでした。
 2人の容体は安定しており、ほかの乗客らから離れた場所に隔離されているといいます。オーストラリア保健省は、クルーズ船で感染拡大が続いていたことから「帰国後に陽性となるのは想定外の事態ではない」としています。
 同船からは21日も、検査で陰性が確認された乗客が下船。厚生労働省によると、この日は約450人の下船を予定しており、一部を除いて乗客の下船は終了する見込み。
 加藤勝信厚労相は21日、客室ごとの健康管理が始まった5日以降に確認された感染者と同室だったなどの濃厚接触者も早期に下船させ、国の施設で観察期間を過ごすことを明らかにしました。厚労省によると、対象者は100人程度といいます。
 ダイヤモンド・プリンセスには、オーストラリア人約200人が乗船していました。オーストラリア政府がチャーター機を派遣し、乗客164人が20日、北部ダーウィンに帰国。帰国後6人に発熱の症状などがみられ、このうち2人が陽性でした。残りの乗客は予定通り、ダーウィン郊外の施設で14日間隔離されます。
 茂木敏充外相は21日の閣議後の記者会見で、ダイヤモンド・プリンセスから同日午前までに759人の外国人が下船し出国したと明らかにしました。自国民の帰国のために、アメリカ、韓国、オーストラリア、香港、イスラエル、カナダがチャーター機などを運航したと説明しました。イギリス、イタリア、台湾、インドネシア、フィリピンも同日夜以降にチャーター機などを派遣する見通しです。
 船内で大量の感染者が出たことや、感染した乗客2人が20日に死亡したことで、日本政府の一連の対応を疑問視する声も上がっています。

 2020年2月21日(金)

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