■新型コロナウイルス感染者、中国８万793人 イタリア１万2462人、日本1360人

　世界各国の政府の発表によりますと、国や地域別の新型コロナウイルス感染者数は多い順に、中国が８万793人、イタリアが１万2462人、イランが9000人、韓国が7869人などとなっています。
　死者は、中国が3169人、イタリアが827人、イランが354人、韓国が66人などとなっています。
　新型コロナウイルスについて中国の保健当局は11日、新たに15人の感染が確認されたと発表し、中国での感染者は合わせて８万793人となりました。１日当たりの感染者は５日連続で、50人を下回りました。
　新たに感染が確認された15人のうち６人は、海外から入国した人だということです。
　また、新型コロナウイルスに感染して死亡した人は湖北省を中心に11人増え、中国での死者は合わせて3169人となりました。
　首都・北京市の地元当局は、11日から海外から入国するすべての人を対象に、自宅などでの14日間の経過観察を求めており、国内での感染が収まる傾向にある一方、海外からの感染者の流入に警戒を強めています。
　一方、日本各地の自治体や厚生労働省によりますと12日、新たに29人の感染が発表され、午後７時半現在、日本で感染した人などは合わせて649人となっています。このほかクルーズ船の乗客乗員が１人増えて697人、チャーター機で帰国した人が14人で合わせて1360人です。
　このうち死亡したのは、国内で感染した人が17人、クルーズ船の乗船者７人の合わせて24人です。
　日本で感染した人や中国からの旅行者など649人のうち、北海道は128人、愛知県は105人、大阪府は80人、東京都は75人、神奈川県は48人、兵庫県は42人、千葉県は27人、埼玉県は16人、京都府は15人、新潟県は14人、和歌山県は14人、高知県は12人、奈良県は８人、石川県は７人、三重県は７人、熊本県は６人、群馬県は３人、長野県は３人、山口県は３人、福岡県は３人、沖縄県は３人、秋田県は２人、栃木県は２人、山梨県は２人、静岡県は２人、岐阜県は２人、愛媛県は２人、宮城県は１人、福島県は１人、滋賀県は１人、広島県は１人、徳島県は１人、大分県は１人、宮崎県は１人、厚生労働省の職員や検疫官、それに空港の検疫で感染が確認された人などが合わせて11人です。
　また厚生労働省によりますと、重症者は12日の時点で、国内で感染した人などが29人、クルーズ船の乗船者が14人の合わせて43人となっています。
　一方、国内で感染が確認された人のうち、12日までに症状が改善して退院した人などはクルーズ船の乗客乗員を含めて合わせて511人となっています。

　２０２０年３月１２日（木）

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