■アフリカ諸国の感染者3万人に迫る 新型コロナウイルス [健康ダイジェスト]
アフリカでは、新型コロナウイルスの感染者の数が3万人に迫っています。世界保健機関(WHO)は、医療体制がぜい弱な国が多いアフリカ諸国で感染が急速に拡大していることに懸念を示し、国際社会の支援を呼び掛けています。
アフリカの国々では、今年2月にエジプトで初めての感染が確認された後、3月下旬ごろから急速に感染が広がり、WHOによりますと、4月24日の時点で感染者の数はアフリカ全体で2万8159人と、3万人に迫っています。
このうち、最も感染者が多いのは南アフリカで3953人、次いでエジプトで3891人、モロッコで3568人などととなっています。
アフリカでは、医療機器や医師などの人材が不足していたり、武装勢力との衝突が続いていたりする国が少なくない上、貧しい人たちが不衛生なスラムで密集して暮らしている実態もあり、感染対策は困難を極めています。
WHOは22日の会見で、アフリカでは感染者の数が1週間で2・5倍から3倍近くに増えている国もあると指摘しており、WHOのテドロス事務局長は「ほとんどの国では、いまだに流行の初期段階にある。まだまだ先は長く、私たちはウイルスと長い間、付き合うことになる」と述べ、長期的な視点での対策が必要だと訴えました。
2020年4月26日(日)
アフリカの国々では、今年2月にエジプトで初めての感染が確認された後、3月下旬ごろから急速に感染が広がり、WHOによりますと、4月24日の時点で感染者の数はアフリカ全体で2万8159人と、3万人に迫っています。
このうち、最も感染者が多いのは南アフリカで3953人、次いでエジプトで3891人、モロッコで3568人などととなっています。
アフリカでは、医療機器や医師などの人材が不足していたり、武装勢力との衝突が続いていたりする国が少なくない上、貧しい人たちが不衛生なスラムで密集して暮らしている実態もあり、感染対策は困難を極めています。
WHOは22日の会見で、アフリカでは感染者の数が1週間で2・5倍から3倍近くに増えている国もあると指摘しており、WHOのテドロス事務局長は「ほとんどの国では、いまだに流行の初期段階にある。まだまだ先は長く、私たちはウイルスと長い間、付き合うことになる」と述べ、長期的な視点での対策が必要だと訴えました。
2020年4月26日(日)
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