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■新型コロナウイルス、世界の感染者723万人余で死者41万人余 アフリカの感染者が20万人に迫る [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の日本時間10日午後3時時点のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で723万8768人で、亡くなった人は41万1279人となっています。
 このうち、感染者が最も多いのはアメリカで197万9850人、次いでブラジルが73万9503人、ロシアが48万4630人、イギリスが29万581人、インドが27万6146人、スペインが24万1966人となっています。
 一方、亡くなった人が最も多いのもアメリカで11万2006人、次いでイギリスが4万968人、ブラジルが3万8406人、イタリアが3万4043人、フランスが2万9299人、スペインが2万7136人となっています。
 一方、アフリカでは新型コロナウイルスの感染者が合わせて20万人に迫り、世界保健機関(WHO)は、「南アジアや中南米と同じような急増の傾向がアフリカのいくつかの国でみられる」と述べ、強い懸念を示しました。アフリカでは、長期間にわたってウイルスが居座り続ける可能性も指摘されており、WHOは対策の強化を呼び掛けています。
 アフリカ連合(AU)の疾病対策センターのまとめによりますと、アフリカの国々の新型コロナウイルスの感染者は9日の時点で合わせて19万7313人となり、死者は5300人を超えています。
 アフリカでは、3月ごろから多くの国で、厳しい外出制限や航空便の停止などの対策が講じられ、当初、感染者の急速な増加は抑え込まれていました。
 しかし、4月ごろから感染の拡大が徐々に進み、5月7日に感染者数が5万人となってから1カ月でおよそ4倍に増加しています。
 これについてWHOで危機対応を統括するマイク・ライアン氏は8日の記者会見で、「いくつかの国では、中南米や南アジアでみられているような感染の急拡大が起きており、アフリカには重大な懸念を抱いている」と述べ、強い警戒感を示しました。
 WHOは、アフリカでは感染のホットスポットが次々に生まれて、くすぶるように広がり、ウイルスがアフリカの人々の生活の中に数年にわたって居座り続けると懸念しています。
 その上で、感染の抑え込みに失敗した場合、サハラ砂漠以南の国々を中心に最大で4400万人が感染し、19万人が死亡する恐れがあるとしています。
 一方で、感染が拡大しているにもかかわらず当初行っていた外出制限や経済活動への規制を緩めた国もあり、エイズやエボラ出血熱、それにはしか(麻疹)などほかの感染症のまん延も続く中、医療体制がひっ迫することが懸念されています。
 アフリカの医療に詳しい東京女子医科大学の杉下智彦教授は、「アフリカで感染者が増えていけば、そこから世界に感染が広がり、世界経済をまた止めなければならないという悪循環に陥りかねない。今のうちに手を打たなければ、手遅れになってしまう」と話しています。
 
 2020年6月10日(水)

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