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■空港検疫で新たに3人の新型コロナウイルス感染確認 パキスタンからの入国者、検査結果出るまで指定ホテルに [健康ダイジェスト]

 厚生労働省によりますと、18日、パキスタンなどから成田空港に到着した10歳代から30歳代の男女3人が、空港の検疫所で新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。
 空港の検疫で感染が確認されたのは、合わせて272人となりました。
 パキスタンから到着した人の新型コロナウイルスへの感染が成田空港の検疫所で相次いで確認されているため、検疫所はウイルス検査の結果が出るまでは帰宅せずに指定された空港周辺のホテルにとどまるよう求める水際対策を新たに開始しました。
 政府は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、111の国と地域から帰国した人などを対象にウイルス検査を実施していますが、公共交通機関を使わなければ、いったん帰宅して検査の結果を待ってもよいとしています。
 しかし、このところパキスタンから到着した人の感染が相次いで確認されているため、成田空港検疫所は、検査結果が出るまでは帰宅せず、指定された空港周辺のホテルにとどまるよう求める新たな水際対策を開始しました。
 対象となるのは、日本人を含め過去14日以内にパキスタンでの滞在歴がある人たちです。
 パキスタンでは19日正午の時点で、新型コロナウイルスの感染者が16万118人、死者が3093人に上っているということで、厚生労働省は新型コロナウイルスの水際対策でこうした措置を取るのは今回が初めてだとしています。
 成田空港検疫所は、「引き続き水際対策の徹底に努めていきたい」としています。

 2020年6月19日(金)

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