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■新型コロナウイルスの空気感染、新たな証拠を精査へ WHOが表明 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は7日、新型コロナウイルスが空気中で2メートルをはるかに超える距離を移動する可能性があると世界の科学者らが指摘したことを受け、空気感染に関する「新たな証拠」を精査する意向を表明しました。
 WHOで感染症予防の技術責任者を務めるベネデッタ・アレグランジ氏はインターネット上で行われた記者会見で、「私たちは、この分野に新たな証拠があることを認識している」と言明。「従って、私たちはこの証拠を受け入れ、それが伝播(でんぱ)様式や必要な予防措置に関して生む意味を理解しなければならないと考えている」と述べました。
 WHOは新型ウイルスの感染経路に関する知識をまとめた新たな科学報告書を近日中に発表し、新証拠に沿った指針を定められるようにするとしています。
 2メートルの対人距離確保の推奨は、主要な新型ウイルス対策の一つとなってきました。しかし、世界の科学者239人は6日、同ウイルスが空気中で2メートルよりはるかに遠くまで広がることを示した書簡を発表していました。
 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、世界では先週末だけで新たに40万人の感染が報告されており、流行減速の兆しはみられないと指摘しました。累計感染者数が40万人に達するまでは、発生から12週間かかっていました。
 テドロス氏は、「流行は加速しており、パンデミック(世界的な大流行)のピークに達していないことは明らか」と説明。「世界の死者数は横ばいになったようにみえるが、実際には一部の国が死者数抑制で大きく前進する一方で、ほかの国では死者数が依然として増加している」と述べました。

 2020年7月8日(水)

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