SSブログ

■新型コロナ、世界の感染者6787万人 死者155万人 アメリカ・ロサンゼルス郡の感染リスク、ヒスパニック系は白人の2倍 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の9日午前3時の時点で、世界全体で6787万8809人となりました。また、感染して亡くなった人は、155万579人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで1498万6923人、次いでインドが970万3770人、ブラジルが662万3911人、ロシアが249万2713人、フランスが234万9158人です。
 感染して亡くなった人が最も多い国もアメリカで28万4440人、次いでブラジルが17万7317人、インドが14万958人、メキシコが11万74人、イギリスが6万2130人となっています。
 アメリカのカリフォルニア州ロサンゼルス郡では、ヒスパニック系の人たちの新型コロナウイルス感染リスクが、白人の約2倍となっていることが、最新の公式統計で明らかになりました。社会にとって不可欠な対面で行う仕事に就き、密集して暮らしているヒスパニック系の人たちは、新型ウイルスにさらされる機会が多いためです。
 比較のため年齢で調整したロサンゼルス郡の健康データによると、11月半ばまでの10万人当たりの1日の新規感染者は、ヒスパニック系274人に対し、白人125人でした。
 国勢調査のデータによると、アメリカで最も人口が多いロサンゼルス郡は人口約1000万人のうち48%超がヒスパニック系で、非ヒスパニック系の白人は26%でした。新型ウイルス感染リスクの大きな差は、ロサンゼルス郡での流行の深刻さを浮き彫りにしています。
 カリフォルニア州は新型ウイルス流行の第3波に見舞われており、6日にはロサンゼルス郡だけで1万人超の新規感染者が記録されるなど、感染者は記録的な数に上っていて、集中治療室(ICU)の病床不足が深刻化し、12月20日までの自宅待機命令が出されています。
 ヒスパニック系は、社会にとって不可欠でリモートワークが不可能な食料品店、工場、農業などで働いている人が多いため、概して新型ウイルスにさらされやすいと専門家らは指摘しています。
 ロサンゼルス郡では、人口密度が高いため新型ウイルスの感染が広がりやすい労働者階級の地区に暮らすヒスパニック系の人たちの割合は、突出して高くなっています。
 11月末時点の10万人当たり死亡率も、ヒスパニック系は3人で、黒人の1・7人、アジア系の1・2人、白人の0・91人と比べて、著しく高くなりました。
 
 2020年12月9日(水)

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。