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■新型コロナ、アメリカで死者30万人超える 全米でワクチン接種開始 [健康ダイジェスト]

 アメリカで、新型コロナウイルスによる死者の数が30万人を超えました。ドナルド・トランプ政権でウイルス対策に当たるアンソニー・ファウチ博士は、「この100年で最悪の公衆衛生上の大惨事だ」と述べて危機感をあらわにしました。
 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、全米から報告された新型コロナウイルスに感染して死亡した人の数の累計が、日本時間の15日午前6時現在で30万267人を数え、30万人を超えました。
 全米の死者の数は、今年5月下旬に10万人に達してから9月下旬に20万人に達するまで約4カ月かかりましたが、その後2カ月半余りでさらに10万人増えて30万人に達しました。
 アメリカでは、人の移動が多かった11月下旬の感謝祭を境に、1日の感染者数が20万人を超える日が相次ぐようになり、死者の数も直近の7日間で1日平均2000人を超えています。
 アメリカでは14日から、製薬大手ファイザーとドイツのバイオ医薬品企業ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりましたが、今後、クリスマスの休暇を迎えるのを前に、再び人の移動が活発になり、さらに感染が拡大する懸念が高まっています。
 多くの専門家は、ワクチンが多くの人に行き渡るには時間がかかるとして、移動や、大勢での集まりを控え、マスクの着用を続けるよう訴えています。
 ワクチンの接種については、アメリカ政府は感染リスクの高い医療関係者や介護施設の入所者などを優先対象とし、年内に2000万人の接種を目指しています。
 ニューヨーク州では14日朝、医療センターで救命担当の看護師サンドラ・リンジーさんが最初に接種を受ました。リンジーさんは、「希望を感じる。私たちの歴史の中の、非常に苦しい時期の終わりの始まりになってほしい」と語りました。
 ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、この日はアイオワやオハイオ、ケンタッキー、ルイジアナなど各州で接種が始まりました。マサチューセッツ州では介護施設の96歳女性も投与を受けたといいます。
 アメリカのバイオ企業モデルナも新型コロナワクチンの緊急使用許可をアメリカ食品医薬品局(FDA)に申請しており、近く承認される可能性があります。
 アメリカ政府は来年3月末までに計1億人に投与する計画で、ワクチンの生産量に応じて、優先接種の対象は疾患を持つ人や高齢者などに広げられる予定で、一般向けの接種が始まるのは4月ころとみられます。
 カナダ公共放送CBCによると、カナダ国内でも14日にファイザー製ワクチンの接種が始まりました。

 2020年12月15日(火)

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