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■爪水虫薬の健康被害216件、運転中の事故23件に 小林化工がサイトで公表 [健康ダイジェスト]

 福井県あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの医薬品に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、同社は28日までに、健康被害の確認が計216件になったとウェブサイトで明らかにしました。
 同社によると、服用者には意識障害や、めまいといった症状がみられ、同日までの集計で車など運転中の事故が23件起きています。
 小林化工では、経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」の製造過程で、睡眠導入剤の混入があったとして自主回収を始め、12月21日から22日には厚生労働省と福井県が立ち入り調査を実施。その後、出荷前の試験で検証が不十分な製品が新たに見付かり、追加で高血圧や糖尿病の治療薬など計16製品の自主回収を発表しました。
 そのうちの1つで局所麻酔に使う「アネトカインゼリー2%」については、同社の無菌試験で細菌などが検出されたのに、再試験で問題がなかったため、異常を検証せずに出荷していました。
 残る薬でも、試験で異常な数値が出たのに「一時的なエラー」として出荷するなど、国が承認した手順が守られていなかったということです。
 同社によると、新たに自主回収する16製品は、2018年2月から今年12月に出荷され、いずれも医師の処方箋が必要といいます。
 同社は、「重篤な健康被害の恐れはないと考えているが、安全性に万全を期すため回収する」としている。
 回収対象の医薬品リストは、小林化工や独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」のホームページに掲載されています。

 2020年12月28日(月)

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