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■南アフリカのコロナ変異ウイルス、国内で初確認 19日に成田到着の30歳代女性 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は28日、南アフリカから成田空港に到着した30歳代の女性が、新型コロナウイルスの変異種に感染していたと発表しました。南アフリカで報告された変異種の確認は、国内初。イギリスの滞在歴がある男女6人も変異種への感染が新たに確認され、国内で確認された変異種感染者は計15人になりました。
 南アフリカ滞在歴がある30歳代女性は、カタールのドーハを経由して19日に成田空港に到着し、症状はないといいます。イギリス滞在歴のある6人は10歳代から40歳代で、12月1日から24日に羽田空港に到着。発熱やのどの痛みがあった40歳代男性を除き、5人は無症状でした。7人は空港検疫で確認され、療養施設で待機していたため濃厚接触者はいないといいます。
 変異種は、イギリスと南アフリカでそれぞれ発見されています。イギリスで発見された変異種は最大で70%感染力が高いとされていて、ヨーロッパを中心に感染が広がっており、日本でも25日に初確認されました。南アフリカで発見された変異種は感染力などは不明な点が多く、国立感染症研究所の脇田隆字(たかじ)所長は感染性について「南アフリカの『変異株』は、イギリスと違う進化の系統といわれている。感染力がどれだけ強まっているかなどのデータは今のところ示されておらず、注目していく」としています。
 政府は28日、変異種が見付かった国・地域からの入国者への検疫強化の対象に、スイス、スウェーデン、スペイン、ノルウェー、リヒテンシュタインを指定。対象国から入国、帰国する場合は、出国前72時間以内に取得した新型コロナの陰性証明の提出を求めます。入国時も、PCR検査などを実施する。
 対象は、27日までに指定したアイスランド、アイルランドなどを含めて、計14カ国とカナダのオンタリオ州に増えました。変異種が確認されたと政府当局が発表した国・地域を順次、追加します。

 2020年12月29日(火)

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