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■新型コロナ変異ウイルス、新たに7都県で13人確認 山梨県でブラジル型の2次感染を初確認 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は18日、イギリスとブラジル由来の変異した新型コロナウイルスの感染者が、新たに7都県で13人確認されたと発表しました。岡山県で初めて確認され、イギリス由来などの変異ウイルスが見付かったのは、16都府県と空港検疫で計164人となりました。
 発表によると、岡山県が2人のほか、新潟県が6人、東京都、埼玉県、神奈川県、山梨県、兵庫県が各1人。うち新潟県の5人は、16日に13人が感染するクラスター(感染集団)が判明した施設の関係者でした。
 山梨県は18日、ブラジル渡航歴のある山梨県内の男性への新型コロナウイルスのブラジル型変異ウイルス感染を巡り、男性の接触者の男性もブラジル型感染が確認されたと発表しました。ブラジル型の2次感染は、国内で初めて。
 ブラジル型は現行のワクチンの有効性がわかっていないほか、ブラジル国内で再感染が確認されており、体内に作られた抗体が効きにくい恐れがあります。
 最初に感染がわかった男性は、山梨県立中央病院のゲノム(全遺伝情報)解析でブラジル型が疑われると判定され、12日に国立感染症研究所が確定しました。空港検疫以外でブラジル型感染がわかったのは初めて。
 この男性の濃厚接触者3人は陰性だったものの、濃厚接触者ではない接触者数人のうち男性1人が陽性となり、山梨県衛生環境研究所の変異株専用試薬によるPCR検査で疑いがあると判断されていました。
 山梨県は、接触者の男性の濃厚接触者や接触者は全員陰性で、これ以上感染が拡大する可能性は少ないとしています。
 神奈川県は18日、イギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに、県内に住む50歳代の男性が感染していることが確認されたと発表しました。
 県によりますと、国が行っている変異ウイルスのサンプル調査で確認されました。男性に、海外の滞在歴はないということです。
 県によりますと、男性は、別の人から感染したとみられていますが、この人については感染経路がわかっておらず、変異ウイルスかどうか現在、国が検査しているということです。
 神奈川県内では、今月、南アフリカやイギリスで広がっている変異ウイルスに感染した人が相次いで確認されており、これで6人となりました。
 県は、変異ウイルスがどの程度広がっているかを把握する必要があるとして、今月からサンプル調査を強化しており、感染が確認された場合は、積極的疫学調査の対象範囲を広げるなど対策に取り組んでいます。
 神奈川県医療危機対策本部室篠原仙一室長は、「新たな患者の数は減ってきているが、感染力が強いとされる変異ウイルスが増えれば、再び感染が拡大する懸念がある。何とか抑えていきたい」と話していました。
 埼玉県は18日、イギリスで感染が広がる変異した新型コロナウイルスに新たに1人が感染していたことを確認したと発表しました。
 埼玉県によりますと、変異ウイルスの新たな感染が確認されたのは、県内に住む10歳未満の男児。
 男児は1月下旬に発症し、現在も入院していますが、症状は軽いということです。また、イギリスの滞在歴はなく、不特定多数の人との接触もないということです。
 2月5日に変異ウイルスの感染が発表された児童施設に通っていたということで、この施設に関係する感染は20人になりました。
 県は、濃厚接触者の検査を行うなど、感染が広がっていないか調べるとともに、スクリーニング検査を行うなど引き続き監視を強化するとしています。
 埼玉県内で変異ウイルスへの感染が確認されたのは、これで38人となりました。

 2021年2月18日(木)

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