SSブログ

■ファイザー、妊婦対象にコロナワクチンの臨床試験を開始 アメリカなど複数の国で [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬大手のファイザーとドイツのバイオ医薬品企業のビオンテックは、共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを妊婦に投与する大規模な臨床試験(治験)を開始しました。
 ファイザーとビオンテックは18日、アメリカやブラジル、イギリス、南アフリカなど世界9カ国で、18歳以上の健康な妊婦およそ4000人を対象に治験を開始したと発表しました。
 治験では、妊娠24週から34週の女性に対し、新型コロナワクチンか偽薬のどちらかを接種する方法で、およそ7カ月から10カ月間、経過を観察するとしています。予防接種を受けた妊婦の乳児の安全性と母子間の抗体の移行についても評価するとし、乳児についても生後6カ月まで経過をみるとしています。
 ファイザー側は、「妊娠中の女性は合併症や新型コロナの重症化のリスクが高くなるため、安全で効果的なワクチンを開発することが重要だ」としています。
 ファイザー製のワクチンは日本でも17日から接種が始まっていますが、厚生労働省は妊婦については接種を受けるよう努める「努力義務」は課さず、本人に慎重に判断してもらうとしています。
 アメリカでは、妊婦への接種について、安全性に関するデータは限られているとしながらも、感染した場合は重症化するリスクが高いことなどから接種を認めていて、実際に接種している人もいます。
 また、イスラエルでは、「胎児や妊娠への影響があったという証拠はない」として、妊娠中の女性への接種を認めているほか、イギリスも推奨はしないものの、医師に相談した上で接種することを認めています。

 2021年2月19日(金)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。