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■新型コロナ、世界の感染者1億2338万人 ブラジルの死者数が5日連続で2000人超え [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の23日午前3時の時点で、世界全体で1億2338万6930人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で271万8137人となりました。
 感染者が最も多いのはアメリカで2983万4364人、次いでブラジルが1199万8233人、インドが1164万6081人、ロシアが441万6226人、イギリスが431万5554人となっています。
 感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで54万2524人、次いでブラジルが29万4042人、メキシコが19万8036人、インドが15万9967人、イギリスが12万6410人となっています。
 1日当たりの新規感染者は、1月中旬ころは世界全体で70~80万人程度でしたが、アメリカで感染拡大のペースが落ちたことで直近では30~40万人台程度に落ち着いています。
 一方、ブラジルの新型コロナウイルス被害は、過去最悪のペースで拡大しています。直近の死者と感染者の増加は、累計で世界最多のアメリカ以上。ワクチン接種も十分に進まない中、変異ウイルスが急拡大しているとみられ、他国への広がりを懸念する世界保健機関(WHO)が警告を発する事態となっています。
 ブラジルでは1日当たりの死者数が16日に過去最多の2841人となり、それ以降、5日間連続で2000人を超えています。20日時点の1週間平均の死者は2200人で、累計で世界最多の死者を出しているアメリカの1100人の2倍に達しています。
 累計死者は29万人を超え、感染者も今月、インドを超えて世界2位となりました。
 地元紙コレイオ・ブラジリエンセ(電子版)は、首都ブラジリアの集中治療室(ICU)は飽和状態で「コロナが始まってから最悪の状況。患者はすべて深刻な状態で、病院にくる人は毎日増えている」とする看護師の声を伝えました。
 感染がピークを越す国も多い中、ブラジルの状況が悪化の一途をたどっているのは、2月に恒例のカーニバルの多くが中止されたにもかかわらず、多くの国民が親類や友人との会合で移動したのが一因とされます。現在拡大するウイルスの多くは、同国の熱帯雨林地域マナウスで猛威を振るった感染力の強い変異ウイルスとみられ、営業時間短縮や夜間外出禁止などの規制も十分な効果を上げていません。
 ロイター通信によると、WHOのテドロス・アダノム事務局長は12日、「重大な対策が講じられなければ、医療の受け入れ体制が許容量を超え、より多くの死者が出るだろう」と述べ、抑え込み強化を強く促しました。
 ただ、ジョンズ・ホプキンズ大学によると、ブラジルでワクチン接種を完了した人口はまだ全体の1・6%で、12・2%のアメリカや半数を超えたイスラエルには遠く及びません。
 こうした状況を受けても、新型コロナを「ただの風邪」と呼ぶジャイール・ボルソナロ大統領は自身の誕生日を支持者らと祝い、マスクなしで話すなどし、感染防止を軽視して経済や社会活動を優先する姿勢を崩していません。

 2021年3月23日(火)

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