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■新型コロナ、世界の感染者1億3561万人 死者293万人 トルコやイランで変異ウイルス急速に拡大 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の12日午前3時の時点で、世界全体で1億3561万7191人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で293万1191人となりました。
 感染者の多い国はアメリカが3117万4062人、ブラジルが1344万5006人、インドが1335万8805人、フランスが500万1685人、ロシアが458万9209人となっています。
 死者の多い国はアメリカが56万1888人、ブラジルが35万1334人、メキシコが20万9212人、インドが16万9275人、イギリスが12万7331人となっています。
 中東では、トルコやイランで、変異した新型コロナウイルスの感染が急速に拡大しており、厳しい感染状況になっています。
 トルコでは、1日の新型コロナウイルスの感染者が3月10日には1万4000人余りだったのに対し、4月10日には5万2600人余りと3倍以上に急増しています。
 保健省によりますと、患者の約85%が変異した新型コロナウイルスに感染しているということです。
 トルコ政府は医療従事者などへのワクチン接種を完了し、現在は60歳以上の人たちを対象に接種を急いでいます。
 一方、イランでも、3月11日に8300人余りだった1日の感染者数が4月11日には2万1000人余りと、2倍以上に急増し、政府は変異した新型コロナウイルスが主な原因だと分析しています。
 イランでは4月10日以降、首都テヘランなど感染が深刻な地域で、食品や医薬品などの生活必需品を除いて商店の営業が禁止されています。
 テヘランのバザールは閑散としており、ふだん衣服を販売する男性は「収入はゼロだ。ここで働く数千人が仕事を失っている。新型コロナウイルスに幸せも気力も奪われた」と嘆いていました。
 中東では、イスラエルのように世界的にみても速いペースでワクチンの接種が進んでいる国があり、トルコやイランも接種を急いでいますが、変異ウイルスによって感染状況が厳しさを増しています。

 2021年4月12日(月)




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