■アメリカの医薬品企業の抗体カクテル薬、8カ月後もコロナ予防効果 [健康ダイジェスト]
アメリカの医薬品企業リジェネロン・ファーマシューティカルズは8日、同社が開発した新型コロナウイルスの抗体カクテル薬「REGENーCOV」について、投与後2~8カ月の期間、コロナへの感染リスクを81・6%低減させる効果が確認できたと発表しました。
リジェネロンは4月、この2種類の抗体を組み合わせて投与する抗体カクテル薬の予防効果についての後期臨床試験(治験)の結果として、投与から1カ月の期間に感染リスクを81%低減させる効果があったと発表していました。今回の発表は、同じ治験の参加者を対象に、投与から8カ月後までの感染状況のデータを集めて分析しました。この期間中、プラセボ(偽薬)投与グループからはコロナ感染により6人が入院したのに対し、抗体カクテル薬を投与したグループでは入院患者はいませんでした。
リジェネロンと共同で治験を進めたアメリカ国立衛生研究所(NIH)のコーエン医師は、抗体カクテル薬が長期の予防効果を持つ可能性を示したことは、免疫機能低下などの理由でワクチンが効きにくい人に「特に重要性の高い結果だ」とコメントしました。
アメリカでこの薬はすでに、重症化リスクが高い軽度から中程度の症状がある患者向け治療薬として、また濃厚接触者の予防薬として、アメリカ食品医薬品局(FDA)から緊急使用が承認されていますが、リジェネロンは免疫疾患などでワクチンを接種しても抗体を作れない人にも緊急使用の適用範囲を広げるよう申請しています。
2021年11月9日(火)
リジェネロンは4月、この2種類の抗体を組み合わせて投与する抗体カクテル薬の予防効果についての後期臨床試験(治験)の結果として、投与から1カ月の期間に感染リスクを81%低減させる効果があったと発表していました。今回の発表は、同じ治験の参加者を対象に、投与から8カ月後までの感染状況のデータを集めて分析しました。この期間中、プラセボ(偽薬)投与グループからはコロナ感染により6人が入院したのに対し、抗体カクテル薬を投与したグループでは入院患者はいませんでした。
リジェネロンと共同で治験を進めたアメリカ国立衛生研究所(NIH)のコーエン医師は、抗体カクテル薬が長期の予防効果を持つ可能性を示したことは、免疫機能低下などの理由でワクチンが効きにくい人に「特に重要性の高い結果だ」とコメントしました。
アメリカでこの薬はすでに、重症化リスクが高い軽度から中程度の症状がある患者向け治療薬として、また濃厚接触者の予防薬として、アメリカ食品医薬品局(FDA)から緊急使用が承認されていますが、リジェネロンは免疫疾患などでワクチンを接種しても抗体を作れない人にも緊急使用の適用範囲を広げるよう申請しています。
2021年11月9日(火)
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