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■上海市、 1日の感染確認5000人下回る 厳しい外出制限は続く [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい外出制限が続く中国の上海市では3日、1日の感染者数が5000人を下回りました。5000人を下回るのは今年の3月31日以来ですが、当局は状況は依然厳しいとして外出制限を続けています。
 中国の衛生当局は4日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が続く上海市で、空港検疫などを除き、3日に4982人の新規感染者を確認したと発表しました。1日当たりの感染者数は、封鎖が始まったばかりの3月31日以来、約1カ月ぶりに5000人を下回りました。
 こうした中、中国メディアによりますと、5月1日、市内の高齢者施設の入所者が、生存していたにもかかわらず死亡したとして遺体を収容する袋に入れられ、誤って葬儀場に搬送されそうになる問題が起きました。
 葬儀場の業者が気付いて病院に搬送されましたが、SNS上では批判が相次ぎ、施設の院長や当局の幹部など4人が免職処分となったということで、現地の混乱ぶりが改めて浮き彫りとなっています。
 中国ではメーデーに合わせた連休が4日で終わりますが、首都北京市の当局も新型コロナウイルスの感染拡大への警戒を強めています。
 北京市当局によりますと、市内で感染者が増え始めた4月22日以降、累計の感染者数は450人を超え、連休中は無症状の人も含め、1日当たり50人前後の感染が確認されています。
 当局は大規模なPCR検査を継続するとともに、連休中は公共の場所に入る際に48時間以内の陰性証明の提示を求める措置をとり、ショッピングセンターなどの人出は大幅に減っています。
 さらに、4日からは地下鉄の一部の駅で入り口を封鎖したり、バスの運行を一部停止するなど感染対策を強化しています。
 中国で連休が明ける5日以降も、公共の場所への出入りや地下鉄、バスの利用には7日以内に受けたPCR検査の陰性証明が必要になるということです。
 また、北京市内の小中学校や幼稚園などは5月11日までは授業を対面ではなくオンラインに切り替えた上で、今後の対応は感染状況をみて決めるとしています。

 2022年5月4日(水) 




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