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■原因不明の小児急性肝炎、インドネシアで子供3人死亡 [健康ダイジェスト]

 インドネシア保健省は2日、原因不明の小児急性肝炎で4月に3人の子供が死亡していたことを明らかにしました。世界で急増している原因不明の小児急性肝炎がインドネシア国内で確認されたのは初めて。
 死亡した3人の年齢は2歳、8歳、11歳で、首都ジャカルタの複数の病院に入院しており、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、発熱、黄疸(おうだん)、発作、意識喪失などの症状があったといいます。保健省では、子供がこうした症状を示した場合はすぐに病院に連れて行くよう、親に呼び掛けています。
 保健省は、病気の原因を特定するため検査を実施しており、全国規模で病気についての監視を強化するよう地方当局へ通達しました。加えて、国内の医療施設に入院する子供たちの間で同じ病気が広まらないよう注意するよう促しました。
 一方、シンガポールでは先日、生後10カ月の乳児の急性肝炎が確認され、世界で急増している原因不明の小児急性肝炎と同様の症状があるか検査をしています。
 シンガポール保健省によると、乳児は昨年12月に新型コロナウイルスに感染したものの、現時点では、急性肝炎との関連については確たる証拠がないといいます。
 これまでの報告では、風邪のウイルスである「アデノウイルス」との関連が指摘されていて、解明のためにさらなる研究が実施されます。
 世界保健機構(WHO)によると、これまで急性肝炎で亡くなった子供は少なくとも1人(インドネシアのケースを含まない)で、12人の子供が肝移植を必要としました。

 2022年5月4日(水) 




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