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■アメリカ、新型コロナ死者が100万人超える 感染増加で再び警戒の動きも [健康ダイジェスト]

 アメリカで新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、世界で初めて100万人を上回りました。感染は徐々に増加傾向にあり、再び警戒が呼び掛けられています。
 社会の正常化の一方で感染対策強化のための予算案の成立の見通しが立っておらず、ジョー・バイデン政権はワクチンや治療薬の確保に向け議会に承認を求めています。
 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、17日、アメリカで新型コロナウイルスに感染して死亡した人が100万人を超えました。
 アメリカで初めて死者が報告されたのは2020年2月で、それから2年3カ月で100万人以上が命を失ったことになります。死者の半数に当たる50万人余りが75歳以上で、65歳以上では死者数全体の74%を占めています。現在も1日300人前後の死者が報告されています。
 アメリカではオミクロン型の感染拡大がピークを過ぎ、すべての州で公共の場でのマスクの着用義務が廃止されるなど社会はパンデミック(世界的大流行)前の状態に戻りつつある一方、オミクロン型の変異ウイルス「BA・2」などの拡大で感染者や入院者は増加傾向にあり、再び感染の波がくる可能性も指摘されています。
 バイデン政権は50歳以上を対象にしたワクチンの2回目の追加接種や治療薬の供給を増やすなどさらなる対策を進めたい考えですが、議会での与野党の対立で予算案の成立の見通しが立っていません。
 ニューヨーク市は17日、新型コロナウイルスの警戒レベルを「高い」に引き上げました。従来のレベルは「中程度」でした。市の保健当局がツイッターで明らかにしました。
 新たなガイダンスに基づき、住民はすべての公共の場において屋内でのマスク着用、および人の密集した屋外でのマスクの着用を推奨されました。エリック・アダムズ市長は16日、マスク着用の義務を再導入することには消極的な姿勢を示していました。
 ニューヨーク市では5月13日時点での新規入院者数は7日ベースで10万人当たり9・8人。病院のベッド数に占める新型コロナ患者の比率は4・14%でした。
 ニューヨーク市保健精神衛生局のバサン局長は、住民がガイドラインに従えば現在の感染の波は長くは続かないとの見方を示しました。

 2022年5月18日(水)




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