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■新型コロナに感染した女性が健康観察ないまま昨年8月に死亡 東京都が調査報告書 [健康ダイジェスト]

 東京都武蔵村山市の武蔵村山病院が昨年8月、新型コロナと診断した50歳代女性について、多摩立川保健所に発生届の提出を怠り、女性が保健所の健康観察を受けられないまま亡くなった問題で、東京都は18日、対応を検証する報告書を発表しました。
 女性は死亡3日前に保健所に電話したものの、健康観察につなげられておらず、東京都は「痛恨の極み」として保健所の電話対応を改めました。
 女性は昨年8月6日に新型コロナと診断され、自宅待機中の14日に亡くなりました。女性が同11日に保健所に電話して10分間話した記録が残っていたといいます。
 東京都は当日に保健所にいた80人に聞き取りをしましたが、誰も電話を覚えていませんでした。
 東京都は第5波で相談が多く、電話を受けた職員が健康観察を担う看護職から折り返し電話する約束をしたものの、メモがなくなり情報共有できなかった可能性など考えられる状況を例示。それらを踏まえ、東京都は電話を受けた職員が記録を残して看護職につなぐなど所内の情報共有を強化しました。
 東京都は14日、女性の夫に保健所の対応強化など再発防止策を盛り込んだ調査報告書を届け、改めて謝罪しました。夫は東京都を通じて「最大の関心事であった妻の電話対応で何が起こったのか、健康観察や医療の提供になぜつなげることができなかったのか、という点が明らかにならなかったことは残念です。再発防止に努めていただくことを期待しています」とコメントを発表しました。

 2022年5月19日(木)




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