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■広東省でオミクロン型「BA・2・12・1」感染例を確認 中国で初めて [健康ダイジェスト]

 「中国疾病予防抑制センター週報」は16日、新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型「BA・2・12・1」に感染した輸入症例が中国で初めて確認されたことを明らかにしました。
 患者は27歳の中国人男性で、4月23日にケニアのナイロビから広東省広州市に到着し、27日にPCR検査で陽性の結果となりました。この患者は新型コロナウイルスワクチンの接種歴があり、陽性と判明する前の14日間にほかの感染者と接触したことがなかったということです。
 関係部門は4月30日にイルミナシーケンスプラットフォームを使って患者の鼻腔スワブ検体のゲノム解析を行いました。遺伝子型判定の結果、オミクロン型の派生型「BA・2・12・1」に感染したことが示されました。
 世界保健機関(WHO)は5月4日、派生型「BA・2・12・1」を注意深く警戒するよう呼び掛けました。他のオミクロン型の派生型と比べて、「BA・2・12・1」派生型はより強い免疫回避能力を持ち、研究によると、「BA・2・12・1」の感染拡大スピードは「BA・2」よりも23~27%速いということです。「BA・2」の亜系統の感染は急速に広がっており、これまでに少なくともアメリカなど17カ国で感染例が報告されています。

 2022年5月19日(木)




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