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■新型コロナ死者、大阪府が全国初の5000人超に 死者6人に1人が大阪府内 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症による大阪府の死者は19日、新たに7人が確認され、累計が5005人になりました。全国の都道府県で死者が5000人を超えたのは初めて。
 大阪府では、感染者数が全国で最も多い東京都(19日時点で死者4425人)を上回るペースで死者が増えており、全国の死者約3万人の6分の1を占めます。
 大阪府の死者は、昨年2月8日に1000人を超え1009人、同5月18日に2000人を超え2014人、同10月8日に3000人を超えて3003人となりました。「第6波」(府の定義で2021年12月17日以降)の変異型「オミクロン型」の感染拡大で、今年3月3日に4000人を超えて4002人となり、さらに2カ月半で1000人増えました。
 「第6波」の死者が1941人と全体の4割近くとなっていますが、変異型「アルファ型」が猛威を振るった「第4波」(2021年3月1日~6月20日)も死者は1539人と多く、全体の3割を占めました。高齢者へのワクチン接種が間に合わず、60歳代以上の感染者の11・2%が死亡しました。全年代の死亡率は2・8%で、新型コロナが「未知の感染症」として登場した「第1波」(2020年6月13日まで)の4・9%に次いで高くなりました。
 「アルファ型」より感染力が強い「デルタ型」による第5波(2021年6月21日~12月16日)では死者が358人にとどまりました。ワクチン接種が進んだことや、重症化を防ぐ中和抗体薬の投与が増えたことが要因とみられます。60歳代以上の死亡率は3・7%、全年代も0・4%にまで低下しました。
 しかし、第6波では過去にない感染爆発が起こり、死者も増加しました。コロナ以外の疾患で医療機関に入院している高齢者にも感染が拡大。肺炎ではなく基礎疾患の悪化で亡くなるケースが相次ぎ、5月8日時点で死者の97・1%を60歳代以上が占めます。一方、死亡率は60歳代以上が2・0%、全年代は0・27%とさらに下がりました。
 大阪府の死者が多いのは、高齢者施設でクラスター(感染者集団)が多発し、死亡リスクの大きい高齢者の感染が多かったことが理由とされます。第6波のさなかにあった2月以降でみると、東京都では感染者5人以上のクラスターが起きたのが444施設、感染者が7519人(いずれも4月17日時点)だったのに対し、大阪府では572施設で9740人(いずれも4月13日時点)と3割ほど多くなっています。
 大阪府は、高齢者施設でのクラスター発生を防ぐため、施設職員らに対し3日に1回の抗原検査をする方針を打ち出しました。障害者施設を含めて約4500施設が対象で、すでに80万個以上の検査キットを配布しているといいます。また、コロナ患者を受け入れていない病院に対し、自院で発生したコロナ患者について投薬などの初期治療を行うよう求めています。

 2022年5月19日(木)




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