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■原因不明の子供の急性肝炎疑い、新たに12人報告 報告は計24人に [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は20日、海外で急増している原因不明の子供の急性肝炎について、当てはまる可能性がある入院患者が新たに12人報告されたと発表しました。国内の報告は計24人となりました。
 新たに報告された12人は、この1週間の発症だけではなく、昨年10月まで記録を逆上って確認されたケースも含まれます。
 アドバイザーとして記者会見に同席した国立感染症研究所の斎藤智也・感染症危機管理研究センター長は、「今になって急に伸びてきたという印象は持っていない」としています。
 これまでに報告された24人はいずれも肝移植はしておらず、新型コロナウイルスは2人が陽性、イギリスなどが関連性を調べているアデノウイルスは1型に加えて新たに2型が確認され、合わせて2人が陽性です。
 原因不明の子供の急性肝炎を巡っては、ヨーロッパ疾病予防管理センター(ECDC)の報告では5月19日時点で、31カ国・地域の621人で確認され、14人が死亡していますが、国立感染症研究所は、日本で確認された症例が同様のものかは、「現時点ではわからない」としています。

 2022年5月20日(金)




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