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■眼圧を下げる薬を放出するコンタクトレンズを開発 中国の研究チーム [健康ダイジェスト]

 中国・広東省の中山(ちゅうざん)大学などの研究チームは、眼圧の上昇を自動で検知し、眼圧を下げる薬を放出するコンタクトレンズを開発したと発表しました。ブタやウサギの動物実験で機能を確かめました。
 眼圧の上昇は目の神経が傷んで徐々に視野が欠けていく緑内障の主な原因。人での検証はこれからですが、研究チームはこのコンタクトレンズが緑内障や他の目の病気の治療に役立つ可能性があるとみています。
 研究成果は5月17日付けで、イギリスの科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載されました。
 開発したコンタクトレンズは2枚のレンズが組み合わさった構造で、眼圧が高くなると2枚のレンズの透き間が小さくなり、これを内蔵センサーが検知します。センサーが送る信号によって、内側のレンズに組み込まれたハイドロゲルから眼圧を下げる薬を放出します。眼圧センサーは中心に穴が開いた雪の結晶のような形をしており、視界の妨げにはならないといいます。
 緑内障は中途失明の原因として日本で第1位、世界でも第2位の病気。発症の主な原因は眼圧の上昇ですが、眼圧は時間帯や日によって変動しやすくなります。今回開発したような眼圧の上昇に合わせて薬を自動的に投与できるコンタクトレンズは、緑内障などの効果的な治療手段になる可能性があるといいます。

 2022年5月24日(火)




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