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■アラブ首長国連邦で初のサル痘感染者を確認 西アフリカから入国の女性 [健康ダイジェスト]

 アラブ首長国連邦(UAE)の保健予防省は24日、天然痘に似た感染症「サル痘」の患者を初めて確認したと発表しました。患者は西アフリカから到着した29歳の女性で、必要な治療を受けているといいます。詳しい国籍などは明らかにされていません。湾岸協力会議(GCC)諸国で感染者が確認されたのは初めて。
 サル痘は天然痘よりも感染力が弱く、ほとんどが軽症とされます。中東ではイスラエルが21日に感染例を発表しています。UAE保健予防省は、「接触者の確認など必要な措置を取っている」とし、「専門家チームが病気の早期発見や予防、患者の取り扱いなどに関する包括的指針を準備している」と強調しました。
 イギリスでは23日までに計57人のサル痘の感染が確認されるなど、ヨーロッパを中心に感染が広がっています。ベルギー当局は感染者に21日間の隔離措置を導入することを決めました。天然痘を撲滅するために使われたワクチンがサル痘に対しても有効とされ、世界保健機関(WHO)は「抑制可能な状況だ」としています。

 2022年5月25日(水)




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