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■大阪大など、新しいタイプのパーキンソン病を発見 既知の物質と異なるタンパク質の蓄積でも似た症状に [健康ダイジェスト]

 体が動かなくなる難病であるパーキンソン病は、脳に異常なタンパク質がたまることが原因とされていますが、大阪大学などの研究チームは、これとは別の物質が原因とみられる新しいタイプのパーキンソン病を発見したと発表しました。
 この研究は大阪大学大学院医学系研究科の別宮豪一特任講師などの研究チームが行いました。
 パーキンソン病は手足が震えたり、体が動かなくなったりする難病で、脳の一部に「αシヌクレイン」という異常なタンパク質がたまることが原因とされています。
 研究チームでは、パーキンソン病と診断された1人の患者から死後に脳の提供を受け、詳しく調べたところ、「αシヌクレイン」は全くたまってはおらず、「TDPー43」と呼ばれる別のタンパク質が異常にたまっていることがわかったということです。
 「TDPー43」は筋萎縮性側索硬化症や前頭側頭型認知症といったほかの神経難病との関連は指摘されていましたが、パーキンソン病を引き起こすことは知られておらず、研究チームでは新たなタイプのパーキンソン病と考えられるとしています。
 別宮特任講師は、「1例の解析ではあるが、パーキンソン病の原因を解明する研究に一石を投じる発見となったと考えている」と話しています。

 2022年5月29日(日)




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