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■イギリス・ロンドン近郊の空港で管制官が相次ぎコロナ感染 164便が欠航へ [健康ダイジェスト]

 イギリスのロンドン近郊にあるガトウィック空港で、管制官らが相次いで新型コロナウイルスに感染するなどして勤務できなくなり、10月1日までの発着便のうち160便余りが欠航することになりました。
 ガトウィック空港が25日に発表したところによりますと、管制に携わる職員の約3割が新型コロナウイルスに感染するなどして体調を崩し、勤務できない状態となりました。
 その結果、発着便の数を1日800便に制限することになり、10月1日までに合わせて164便の欠航が決まったということです。
 声明の中で空港側は謝罪した上で「困難な決断だったが、航空会社は信頼できる計画に基づいて運航し、乗客は出発直前に便が欠航する事態に直面しなくてすむようになる」と説明しています。
 また、イギリス国内の航空管制を担っている全国航空管制サービスは、「夏の繁忙期が終われば状況は改善される」として、今後は管制官の増員に向け育成に当たるとしています。
 ガトウィック空港では、日本との直行便は運航していないものの、ヨーロッパ各国と結ぶ格安航空会社の便が多く運航され、年間の乗降客数は国内で2番目に多くなっています。
 イギリス政府によりますと、イングランドでは一時1日に200人程度にまで減っていた新型コロナの新規の感染者数が、9月は連日1000人を超えるようになっています。

 2023年9月26日(火)

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