■経口中絶薬の郵送使用も成功率と安全性確保 アメリカの大学が研究 [健康ダイジェスト]
経口中絶薬を女性の元に郵送する遠隔医療方式の人工妊娠中絶でも、対面で提供するのと同じ成功率と安全性が確保できるとの研究を、アメリカのカリフォルニア大サンフランシスコ校の研究チームが15日、アメリカの医学誌「ネイチャーメディシン」に発表しました。20州と首都ワシントンで利用した約6000人の膨大なデータを解析しました。
アメリカでは中絶反対派が薬事当局の安全評価を疑問視し、中絶薬の承認取り消しを求めた裁判が進行中。この中で郵送使用も禁止の瀬戸際にあります。
チームは研究で安全性が裏付けられたと主張し、「裁判所が否定すれば、市民は必要な医療を受けられなくなる」とけん制しました。
解析対象は、郵送が認められた2021年から2022年にかけて中絶を試みた女性。ビデオ通話やメッセージで医師側とやりとりし、薬を受け取りました。97・7%はそのまま中絶に成功。輸血や手術が必要になる重い副作用の発生率は0・25%でした。対面提供での発生率は0・2~0・5%とされます。
2024年2月16日(金)
アメリカでは中絶反対派が薬事当局の安全評価を疑問視し、中絶薬の承認取り消しを求めた裁判が進行中。この中で郵送使用も禁止の瀬戸際にあります。
チームは研究で安全性が裏付けられたと主張し、「裁判所が否定すれば、市民は必要な医療を受けられなくなる」とけん制しました。
解析対象は、郵送が認められた2021年から2022年にかけて中絶を試みた女性。ビデオ通話やメッセージで医師側とやりとりし、薬を受け取りました。97・7%はそのまま中絶に成功。輸血や手術が必要になる重い副作用の発生率は0・25%でした。対面提供での発生率は0・2~0・5%とされます。
2024年2月16日(金)
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