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■中東から帰国の5人、はしか感染確認 厚労相が注意喚起 [健康ダイジェスト]

 2月下旬に中東から帰国した5人がはしか(麻疹)に感染しているのが相次いで確認され、武見敬三厚生労働相は今後、国内で感染が広がる可能性があるとして、注意を呼び掛けました。
 はしかはヨーロッパや東南アジアなどで流行していて、国内では2月下旬、アラブ首長国連邦(UAE)から関西空港に到着した航空機に乗っていた大阪府、愛知県、岐阜県に住む男女合わせて5人の感染が7日までに確認されました。
 武見厚労相は閣議の後の記者会見で、「特にヨーロッパでは前年度の30倍以上に報告数が増加し、重症例や死亡例も確認されている。海外への渡航が再び活発化していることから、国内で今後、感染が広がる可能性がある」と述べました。
 その上で、はしかは空気感染で広がり、感染力が極めて強いことから、必要な人は予防接種を検討すること、自治体から発信される患者の発生情報などに注意すること、はしかを疑う症状がある場合は公共交通機関の利用を控え、医療機関に電話で相談して指示に従うことなどを呼び掛けました。

 2024年3月8日(金)

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