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■病気 軟性下疳 [病気(な行)]

[トイレ]痛みの強い潰瘍ができる性感染症
 軟性下疳(げかん)は、軟性下疳菌という細菌が起こす性感染症で、生殖器に痛みのある潰瘍(かいよう)ができます。
 世界中でよくみられますが、日本では第二次世界大戦の後、非常に少なくなり、今日ではほとんどみられない疾患となりました。
 2~7日の潜伏期間の後、性器や肛門(こうもん)付近の皮膚に、紅色で米粒大のはれたおできができ、中に膿(うみ)がたまって破れると、痛みのある潰瘍になります。単発または多発で、容易に出血します。潰瘍が広がって合体することもあります。
 少し遅れて、太ももの付け根の鼠径(そけい)リンパ節がはれて大きくなり、皮膚も赤くはれ上がります。痛みが強いので、有痛性横痃(おうげん、よこね)といいます。
 軟性下疳には、数種類の抗生物質が有効です。潰瘍には、抗生物質の入った軟こうを用います。

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■病気 難病 [病気(な行)]

[サーチ(調べる)]難治性で慢性の経過をたどる疾病
 難病とは、いわゆる「不治の病」に対して、社会通念として用いられてきた言葉です。医学的に、明確に定義された病気の名称ではありません。その時代ごとの医療水準や社会事情によって、難病であるか否かは変化します。
 かつて日本人の生活が貧しかった時代においては、赤痢、コレラ、結核などの伝染病は、不治の病でした。当時は有効な治療法もなく、多くの人命が奪われたという点で、赤痢などの疾病は、紛れもなく難病でした。
 その後、生活が豊かになり、公衆衛生の向上、医学の進歩および保健・医療の充実とともに、これらの伝染病は治療法が確立され、不治の病ではなくなりました。
 しかし、治療がむずかしく、慢性の経過をたどる疾病も、いまだ存在し、難病と呼ばれています。
 難病については、昭和47年の難病対策要綱に、(1)原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない疾病、(2)経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病、と定義されています。
 難病のうち、症例が少ないことから、全国的規模での研究が必要な疾患は、「特定疾患」と定義されています。平成20年現在、特定疾患は123疾患あり、うち45疾患の医療費は公費負担助成の対象となっています。

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■病気 肉体疲労 [病気(な行)]

■体が発する警告の一つ■
 「痛み」や「発熱」に代表されるように、人間の体には本来、重要な警報装置が備わっています。自己の体が痛みや発熱で警戒するように知らせれば、誰もが原因を特定し、薬を用いたり、休養をとったり、何らかのの対策を講じるものです。
 「疲労」もまた、警告の一つです。疲れによって死や障害が近付きつつあることを、自己に知らせているものです。以上の体が発する三つの警告は、しばしば「三大アラーム」と表現されています。
 「疲労」と一言でいっても、軽い運動をした後の「スッキリした心地よい疲労」と、仕事などでストレスを抱えた状態での「グッタリした嫌な感じの疲労」の別があり、両者の疲れ方は全く異なっています。
 「スッキリした疲労」は、主に筋肉の疲労。いつもより働きすぎたり、休日のスポーツで頑張ったりした後に感じる疲労で、十分に栄養をとったり、お風呂に入ってリラックスしたり、一晩ぐっすり眠ったりすれば、だいたい回復します。
 対して「グッタリした疲労」の原因は、複合的です。OA仕事などで背中や腰、肩の筋肉に不自然に負担をかけ続けたり、職場の人間関係やプレッシャー、家庭での不和やトラブルなどで、精神的な緊張状態を強いられ続けると、それも疲労感として体に知覚され、グッタリした疲れを招きます。
 現代人を煩わせているのはこのグッタリ疲労で、改善方法も難しいとされています。「疲労」という警告を無視して対策をとらずにいると、免疫やホルモンなどを正常に維持するシステムのバランスが崩れ、体のだるさ、目のかすみ、内臓の不良といった不定愁訴となって、いつしか現れます。 
 疲労を感じたら、何よりも早めのケアを心掛けましょう。それでも改善されないようなら内科などを受診し、進行させないようにしましょう。
■慢性疲労と慢性疲労症候群■
 あなた自身や、あなたの周りの人で、「激しい疲れで、会話や食事をするのも面倒」、「いくら寝ても寝足りない」、「頭痛や微熱、不眠が半年以上続いている」などの症状が見られる人は、いないでしょうか。これらの症状は、「慢性疲労症候群」の代表的な特徴です。
 慢性疲労症候群は「慢性疲労」と似ていますが、れっきとした病気であり、治療が必要です。ガンや甲状腺疾患、更年期障害などの病気はないのに、仕事や家事などに支障をきたすほどの極端な疲労感が半年以上も続き、微熱や頭痛、リンパ節の腫れ、関節痛、抑うつ状態、睡眠障害などの症状も、見られます。 
 日本では現在、一般の疲労研究の中で、世界をリードする慢性疲労症候群の研究が進められており、TGF‐bやインターフェロンといった免疫物質が大量に作られるのが原因との説が、有力になっています。また、20~30代に多く発症しているとの指摘もあります。
 「正しく治療すれば再発しない」とされていますので、上記の症状に心当たりがある人は、慢性疲労症候群の専門医に早めに受診してもらうことがお勧めです。
■別の病気が隠れている可能性も■
 疲れには、さまざまな病気が隠れている場合もあります。
 例えば、「糖尿病」。疲れにプラスして、ひどく喉が渇いて水をたくさん飲んだり、尿の量が多いなどの症状も見られるようなら、糖尿病を疑うべきです。
 そのほか、「肝炎(+黄疸)」、「貧血(+動悸)」、「肺炎・結核(+発熱・咳・たん・呼吸困難)」、「ガン(+体重減少・微熱)」、「膠原病(+体重減少・微熱・関節痛)」などの病気でも、症状の一つに疲れやすさがあることが指摘されています。
 早期発見・早期治療のためにも、疲れと同時に現れる症状にもよく気を付けて、過労死という最悪の事態を防ぎたいところです。
 過労死は休日不足や、長時間労働による働きすぎのため、慢性的疲労の蓄積や大きなストレスなどで起こる突然死のことを指します。50~60歳の働き盛りに目立っています。
 過労死の前兆には、全身の疲労感、胸痛、冷汗、息切れ、首や肩の凝り、手足のしびれ、頭痛などがあります。一時的に意識を失ったり、片手がしびれたり、箸を落としたりするような場合は、脳梗塞などの脳血管障害が考えられます。後頭部の激痛の場合、はクモ膜下出血の前兆です。すぐに病院に行きましょう。 
 過労死の死因では、急性心筋梗塞、急性心不全など心臓の疾患が60~70%を占め、次いでクモ膜下出血、脳出血など脳の疾患が30%を占めると判断されており、日本全国で1年間に1万人のサラリーマンが過労死を起こしていると推測されています。

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