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■化血研、一部製品の製造再開 インフルエンザワクチンなど [健康ダイジェスト]

 熊本市の一般財団法人・化学及(および)血清療法研究所(化血研)は、今年4月の熊本地震の影響でワクチンや血液製剤などの製造を停止していましたが、設備の一部が復旧したことから、インフルエンザワクチンの製造を再開しました。
 厚生労働省は、製造再開によってインフルエンザワクチンの今シーズンの必要量は確保できる見通しになったとしています。
 化血研は、熊本地震の影響で製造設備の配水管がずれるなどの被害が出て、ワクチンなどの製造を停止していましたが、今月に入って設備の一部が復旧し、インフルエンザワクチンと動物用製剤の1製品の製造を再開したということです。
 国内で供給されるインフルエンザワクチンは、化血研を含む4つのメーカーが製造しています。今シーズンの供給不足が懸念されていましたが、化血研の製造再開を受け、厚労省は「昨シーズンの必要量を上回る供給量を今シーズンに確保できる見込みになった」との見解を公表しました。
 化血研によりますと、日本脳炎ワクチンや4種混合ワクチン、血液製剤なども順次製造を再開していくということです。
 化血研は、国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、組織的に隠蔽(いんぺい)を図っていたなどとして、先月まで業務停止の処分を受けていました。今後は、新しい理事を選任し他の製薬会社への事業譲渡を進めることにしています。

 2016年6月12日(日)

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