SSブログ

■ギニアでエボラ出血熱、4人死亡 2016年以来の感染確認 [健康ダイジェスト]

 西アフリカ・ギニアの保健当局は13日、5年ぶりとなるエボラ出血熱の流行により、4人が死亡したと発表しました。
 ギニアのレミー・ラマ保健相は、死者が出たことについて当局は「非常に懸念」していると明らかにしました。エボラ出血熱による死者が発生したのは、2013年から2016年にかけてギニアを発端に西アフリカで1万1300人が死亡した流行以来となります。
 ギニアの国家公衆衛生安全保障庁トップのサコバ・ケイタ氏は現地メディアに対し、直近の犠牲者のうち1人は先月下旬に体調を崩し、今月1日に埋葬された看護師だったと明らかにしました。
 同氏は、「埋葬に参加した人のうち、8人に下痢や嘔吐(おうと)、出血の症状が現れた」と述べた上で、「3人が死亡し、4人は入院している」と話しました。
 また、今回の死者4人はギニア南東部ヌゼレコレで出たといいます。
 ケイタ氏は現地メディアに対し、患者1人が「逃亡した」ものの、後に発見され、首都コナクリの病院に入院させられたと述べました。
 世界保健機関(WHO)は、2016年以降に発生したすべての感染拡大について、重大な関心を持って注視してきました。コンゴ民主共和国(旧ザイール)で直近に発生した流行については、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しています。
 WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は14日、ギニアにおいてエボラ出血熱と疑われる感染者2人についてWHOに報告があったと、ツイッターで明らかにしました。
 テドロス事務局長は、「確認のための検査は実施中だ」と投稿した上で、WHOの各国・地域の事務局が「対策準備と対処活動を支援している」としました。
 一方、アフリカ中央部のコンゴ民主共和国では昨年11月、約6カ月続いて130人が感染、うち55人が死亡した同国11回目のエボラ出血熱流行の終息を当局が宣言していましたが、約3カ月が経過した今月11日、WHOは再び同国のエボラ出血熱感染者を確認し、14日までに4人の感染が判明しています。
 離れた2地域で同時に流行している恐れが強まり、新型コロナウイルス対策に注力する国際社会の新たな懸念材料となりそうです。

 2021年2月15日(月)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。