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■新型コロナワクチン1回接種で、重症化して入院するリスクが94%減 イギリス・スコットランド調査 [健康ダイジェスト]

 イギリスのエディンバラ大学は22日、新型コロナウイルスワクチンの効果を巡るイギリス北部スコットランド全域での調査で、イギリスの製薬大手アストラゼネカ製の接種者は接種していない人に比べ、新型コロナ感染後に重症化して入院するリスクが94%減ったと発表しました。日本で接種が始まったアメリカのファイザー製でも、リスクが85%減少しました。
 1人2回の接種が原則の両ワクチンで、いずれも1回の接種を受けた人が対象。研究チームは、「1回の投与で入院を防ぐ効果があるとの証拠が示された」と強調しました。
 スコットランドでは、昨年12月から今年2月15日にかけて人口の2割に当たる100万人強が1回目を済ませ、地元行政府の支援を受けた研究チームがデータを分析した上、査読前の結果を公表しました。
 一方、イギリス政府は22日、2回の接種が必要になるアメリカの製薬大手ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、1回目の接種だけでも、新型コロナによる入院や死亡を75%以上減らす効果が出たと発表しました。80歳以上に限ると、1回目の接種を受けた場合に、死亡するリスクは56%減りました。
 感染リスクについては、65歳未満の医療従事者を2週間ごとに検査したところ、1回目の接種だけで70%以上、2回目の接種で85%低下しました。イギリスで流行する変異ウイルスにも、高い効果が出ました。
 イギリスの当局幹部は「ワクチンの保護効果は完璧ではない」とし、接種後も慎重に行動するよう呼び掛けました。
 ファイザー製のワクチンは、1回目と2回目の接種間隔を3週間に設定しています。イギリス政府は1回目でも効果があるとし、短期間で多くの人が接種を受けられるよう間隔を12週間に広げていました。

 2021年2月24日(水)

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